十勝の玲瓏(れいろう)と呼ばれる 不思議な黒曜石

黒曜石の中に白い筋状の丸い模様が入っています。丸い模様の中には、色々な色があるそうです。黒曜石の中にこのような模様が入った石を玲瓏と呼んでいるようです。黒曜石の外見からは玲瓏の判断がとても難しいのですが、よくよく観察しますと独自の特徴を見つけることができます。

黒曜石の外観の中に、白い筋が入っていたり、わずかながら黒以外の色がついていることがあります。これを見分けることができるようになると、玲瓏を拾うことができます。十勝地域を流れる川原の上流では、黒曜石がまだたくさん見かけることができます。しかし、玲瓏には商品価値があるようで、専門家の方がいつも探しており、見つけ出すことは容易ではありません。

私はこの石を見てとても不思議な気持ちになりました。なぜ模様が円を描いているのだろう。円を描くということは、黒曜石がまだ固まる前のどろどろした状態の時に、渦のような回転の力が加わっていたのではないだろうか。しかし、十勝地域の川で見られる黒曜石はほとんどが丸い状態。ひょっとしたら、この地域の黒曜石は、黒曜石がどろどろと溶けていた時に回転運動が多かったのかもしれない。などと想像してしまうのは私だけでしょうか。川原の石は上流から転がって来て丸くなったと、皆が考えていますが、日本の河川はそれほど長くはありません。時には、大水でいっぺんに上流から土砂が一日かけずに流れ落ちることも、ダムができる昔はむしろ、日常茶飯事のことだったのではないでしょうか。であるならば、角ばった黒曜石も多数見かけなければおかしいですね? 

 

川原に転がる石が丸いのは、必ずしも長い年月で流れて来たからでは無いかも知れませんね? 玲瓏は、私にそんな発想をもたらしてくれました。

 

常識は常に壊すために存在している。真実をもって壊すことこそが本当の科学ではないでしょうか?